294.老健の生活

平成27年12月21日に介護老人保健施設に入所して1月末まで居る予定。
思ったよりも、ずっと早く慣れて、思ったよりずっと落ち着いていて優等生に見えます。
なかなか慣れないのは私だけのようです。。画像

嘔吐、発熱も外泊外出で食べすぎが原因だったのか、すぐ治って休日は外出できました。
面会に行くと、決まった席に座っています。
食事の前も食事の後も、ほとんど座っているようです。
二人並びの椅子になっていて、重いテーブルが前にあるので立ち上がるのは難しそう。
立ち上がって歩く気もあまりないようですが、その気になると立ちます。
夫は私をすぐには認識できなくなりました。
ことばも減っています。
面会に行ってもすぐには喜びません。

外出に誘っても、理解できないと動いてくれません。
立たせると嫌がらずに動いてくれます。
一緒に歩くと嬉しそうに笑います。
外出の手続きは、病院より簡単です。
A4の複写の紙に行き先、時間、連絡先を書くだけです。
1枚は受付に出します。
エレベーターを開けていただいて乗ると夫は、喜んで笑います。
1階の受付、出入り口まで行くと大喜び、早足になりました。画像
「ははは、あなた、ここ・・」と言葉らしきものも出ます。
私はスリッパから履き替えなくてはならないので、片手で夫を押さえていました。
「ああ、ここ・・・」
と通りの車を指差すので危ない、危ない!

歩き方は以前の前のめりになるような突進歩行ではありませんでした。
前回は、やや前のめりでした。
日によって違うかもしれません。

車には自分で乗りますが、シートベルトをすっかり忘れてしまいました。
私はシートベルトをしてあげる事にやっと慣れました。
車に乗っても、すっかり大人しくなって「青だ!」も「右行こう!」も言わなくなってしまいました。
私が「ほら、信号、青だ!」というと「ははは」と笑っていました。

ことばがないと心配していると「ほら、右とか左とか・・・」と左右に分かれる道で、言葉が出ました。
「そうね。今日は右に行こうね。」
会話にはなりませんが、な~んとなくいいたいこともあるようです。
ずっと真っ直ぐ走るより右に左にと曲がると喜びます。

いつもの公園。
休日なので、駐車場がいっぱいでした。
障害者用の駐車スペースに停めました。
いつもと同じように散歩しました。
写真を撮りました。

次の公園は満車で停められなかったので、諦めました。
夫も歩くより、ドライブの方が嬉しそうです。

老健に戻ると「もっと行こう」というかのように指差していましたが、
「着きましたよ。さあ、行こう。」と体の向きを変えるようにすると車から出ました。
強引に出す。という感じでもあります。
出てしまうと入り口に向かって歩いて自分から中に入る、というのも面白いです。

フロアに戻って「あれ~?」とやや不満顔。
これも変わりありません。

夕日が落ちて、山のシルエットが綺麗。
同じテーブルの方は「綺麗だね」と仰っていました。
夫のことを「口が重いね」とも。

夫の認知症の症状は、利用者さんの中でも重度みたい。
多少?おかしくても会話できる方も多い。
面白い会話も聞こえました。
その会話に家で家族は笑えないかも。
今の私なら笑ってお相手できます。
夫に話を振ると「うん、うん」というように頷いていました。

夫の部屋は4人部屋。
ベッドの横に衣類を入れる個人用の棚があります。
鍵がかかっているので、衣類の補充はスタッフに断って開けてもらわなければなりません。

汚れ物は別の部屋に保管してあります。
これもスタッフに出してもらわなければなりません。

夜汚す衣類が今回はなかったようです。
スタッフも慣れて来たようです。

夫は、夜ぐっすり寝ているようです。

骨折していた左手の腫れも引いて、もう不自由もないようです。
左ききです。
ペンとお箸は右を使うよう小さい頃矯正されたそうです。
両方使えるのは便利ですが左が使いやすいようです。
左でお箸が使えるようになりました。

体重測定がありました。
どうするのか見ていたら、なんの抵抗もなく車椅子に乗ってそのまま測っていました。
入所の時は、体重計に乗せるのに一苦労でした。
「介護抵抗」というものが無くなってしまったようです。

抵抗する力がもうありません。
1年の入院で、いろいろな力を奪ってしまいました。

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この記事へのコメント

Y
2016年01月14日 10:02
ご主人の後ろ姿の写真も、ご夫婦のシルエットの写真もいいですね。

認知症のご本人たち同志ではお互いが認知症だと認識していないので、何かしら会話ができる人にとっては言葉の少ないご主人は「口が重いね」ということになるのでしょうね。

ららさんもご主人に振り回されることが少なくなったのでしょうか。
じっくりと対応できる日々が貴重なものに思えますね。

この数日間、いいことや大変なことが入り混じっています。
もはやこれまで、と思った瞬間もありましたが、主人はちゃんと元気になり、今はお箸を持って私の隣に座っています。
らら
2016年01月15日 01:22
Yさん
「もはやこれまで」にびっくり!
良かったですね。
命、紙一重ですね。
ご無事で良かった!

夫の外出願望が強くて振り回されていたのは過去の話になってしまいました。

老健で「ほんとうは外に出たいけど言えないから我慢している」「食べるのは好き」という感じです。
出口、食べ物を探して歩き回って、食事になると笑っています。
3月まで老健にお願いすることにしました。
次の日記に書きたいと思います。
2016年02月22日 12:05
とても素敵な写真ですね
見ていたら涙が出ました。

私の母も意味性認知症ですが
こんな風に落ち着いて外に出ることはできません。
2人で散歩なんて羨ましいです☆
2016年02月22日 23:58
俵さん
はじめまして。
コメントありがとうございます。

お母様が意味性認知症なのですね。
同じ病気でも症状は似ているようで違いますね。
落ち着いて外に出ることができないのですね。

散歩が嬉しくて写真をとりました。
貴重な時間です。
「羨ましい」と思って見ていただけて嬉しいです。

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