529.もの忘れと認知症

最近、もの忘れが多くなったと自覚しています。

先日、出かけようとして、車に乗ってから携帯電話を忘れたことに気がつきました。
そこまでは、誰にでもあることかもしれません。

車のエンジンを止めて、カバンから家の鍵を出して、もう1度鍵を開けなければなりません。
靴も脱がなくてはなりません。
夫が忘れ物を取りに土足で家に入った事を思い出しました。
靴を脱ぐのも履くのも面倒!

と思いながら、家に入って携帯電話電話を手に持ちました。

「あれ? 鍵がない」
持っているはずの鍵がないのです。

無意識に置いてしまうこともあるかもしれません。

でも、置いた場所を思い出せないのです。

どうしても、鍵が出て来なくて、置いた記憶もなくて、「私もいよいよ記憶障害か」と焦ってしまいました。

「車の中?鍵は?かけなかった?」

と、玄関に戻ると、なんと鍵穴に鍵が入ったままでした。

全然、その記憶がありませんでした。

鍵はあったのですから、もの忘れもまだ軽度なのかもしれません。

人の名前もすぐ出て来なくなりました。

加齢による能力の自然な衰えなのか、ストレスによるものなのか、アルコールのためなのか?

こうして、少しずつ、じわりじわりと、長い時間をかけて脳の萎縮は進んで行くのかもしれません。

私も来年65歳になります。

軽度認知障害か認知症予備軍であっても若年性認知症とは違います。

じわじわと進んで高齢になって受診して診断される「認知症」と若年発症の「若年性認知症」は病気の深刻さが大きく違うように思います。
「難病」だと思います。
予防できないと思います。


でも、じわじわと進む脳の老化は防ぎたい!
自分の「もの忘れ」が気になると、高齢者の認知症予防の話に関心が集まるのもわかるようになってきました。

認知症になるのが、まるで悪いことのように認知症予防にばかり力をいれるより、認知症になっても安心して暮らせる社会になって欲しいと思っていることに変わりはありません。

でも、「あれ?ほんとに認知症予備軍?」かと思うと「予防」も必要かと思うようになりました。
「予防」しようと思ってもできませんが、普通に健康には気をつけたいと思います。

社会との繫がりを持って、楽しく暮らすため、今日は友人とランチをしました。

夫の所へ行くと、便が出ていないというのでお腹のマッサージをしました。
すぐに効果があったのか、出る気配があったのでトイレへ連れて行き、スタッフに手伝ってもらって座らせました。
「このごろ立位が不安定になっています」とのこと。
「しっかり立ってぇ」と立たせ、便器に座らせました。

便が出るまで付き合って、いろいろ介助したからか、夫はちょっと不機嫌でこの後私の顔を見ようとしませんでした

528. 特養のコンサート

夫の特養では、毎月コンサートがあります。
今月は、22日午後2時からでした。

音楽療法の先生とお友だちの3人グループで演奏活動をしています。
イタリア語のグループ名は、何度聞いても覚えられません。
ビブラホン、フルート、ティナーサックスで、今回は秋の曲も多く演奏されました。

2時に間に合うように夫の部屋に行くと、ぐっすり眠っているようでした。
「おはようー」と声をかけるとすぐ目を覚ましました。

スタッフが部屋に来て車椅子に乗せてくれました。

1階の「つどいの間」
いつもは、後ろの方の席ですが、今回は早かったので前の方に座りました。

夫はタオルを口に入れていました。
演奏が始まると、いつもの泣きそうな顔で口を開けて感動しているような声を出していました。
ずっとではなく、心に響く音があるようでした。
大きな音なのか、メロディなのか、法則がわかりませんでしたが、反応がありました。
夫の他にも、涙ぐんでいらっしゃる方がいました。
毎月、生の演奏が聴かれるのは素晴らしい事です。

10月のお誕生日の方の紹介とハッピーバースデーの歌もありました。

アンコールもあって、1時間以上楽しい時間でした。

終了後は、お部屋に戻る混雑を避けて、外へ散歩に行きました。

秋晴れでした。

527. コスモスの丘

10月16日(火)
昭和記念公園へ行ってきました。
画像

画像

夫の姉夫婦が来てくださったので思い切って出かけてみました。

「コスモスが満開」と新聞にも載っていました。
気候も良くなったので、近いうちに行こうと思っていました。

音楽療法の日でしたので、終わってからの出発です。

お昼の胃ろう注入を夜にしてもらえるよう2階の看護室にお願いに行きました。
「いいですねぇ」といわれました。

夫の排泄時間をスタッフに聞き、トイレでパッド交換だけしました。
いつもは、座らせるのですが省略です。
これで、オッケー!


車椅子のまま車に乗せて、自宅前でお姉さん夫婦と合流。


昭和記念公園は、手帳で駐車料金も入場料も無料です。
コスモスの花の丘は、砂川口から歩いて数分のところです。

お兄さんに車椅子を押していただいて、コスモスの丘の坂道を歩きました。
画像

夫は、バスタオルを口に入れていました。

コスモスが綺麗に咲いていました。

夫は、お花には興味なさそう。
ずっと車椅子では、心地悪かったのか、少し歩きたかったのか足をそっと降ろそうとしていました。
時々、立たせて座り直してもらいました。

お天気も良かったので平日でも人が大勢来ていて、大きなカメラで写真を撮っている人も沢山いました。

コスモスの丘をゆっくり歩いて満開のコスモスを満喫しました。
夫は、散歩もあまり喜ばなくなってしまったように見えますが何かは感じたと思います。


こもれびの里を通って、砂川口の休憩所で一休みしました。

夫は、お姉さんに足をマッサージしてもらって気持ち良さそうにしていました。


良い一日でした。





526. 音楽療法 ドライブ ETC割引更新

毎週火曜日は午前中に音楽療法があります。
時間に合わせて夫の所へ行くと、まだベッドで気持ち良さそうに寝ていました。

「おはよう!」と声をかけて起こしていると、男性スタッフが来て「そろそろ起きましょうか」とベッドから体を起こしてくれました。
「この時間、眠いみたいですね。家でもそうでした。夜も良く寝ているからいいですけど」と話すと「夜、あまり寝てないです。」とさらりと静かに言うのでびっくり。
「あら、寝てないの?じゃ、昼は起こしておいた方がいいですね。」と話しました。
一日生活を特養のリズムで上手く過ごしていると思っていたので、「夜、3時間くらい」と聞いてびっくりです。
さらりと普通に仰るので、そんなに困ったことでもないのか、たまたまなのか、ほんとなのか?

だからといって、どうすることもできないけど、少し気になってしまいました。

眠りが浅いのかもしれません。
たまたま見回りの時、ぱっちり目が開いていたとか?

深く追及せず、起こして車椅子に乗せてもらって、音楽療法をしている隣のユニットへ行きました。

2つのユニット合同で「音楽療法」です。
電子ピアノの伴奏に合わせて、順番にマイクを持って歌っていました。

夫は、先生の動きを目で追っていました。
何の曲か忘れてしまいましたが、夫が反応して笑うように顔をくずした曲が何曲かありました。
あまり知らない古い曲等はつまらなそうにしているので、わかっているのかもしれません。
私は、夫の右手が硬くなってきたのが気になるので、マッサージをしたり、手の指を広げさせたり、と夫の横に座っていろいろ触れながら歌を楽しませていただきました。

終わる頃には、お昼になるので、ユニットに戻って、スタッフに断ってから散歩に出ました。
看護師さんにもちょうど会って「1時に帰って来ますが遅れるかもしれません」とお話すると「うん、いいよ、いいよ。」と言っていただき安心して出かけられました。
お昼の「胃ろう」の注入時間が1時頃なのです。

久しぶりに夫を車に乗せたい、と急に思いついて実行しました。
暑い夏は、とても車に乗せられませんでしたが、気候も良くなって気分転換にドライブです。

車椅子のまま乗せられるのですが、あまりにも久しぶりなので、乗せ方に手間取ってしまいました。
「遅れてもいい」といっても、やっぱり胃ろうの時間は気になります。

どこへ行こうかと迷って、車を走らせていると、時間もどんどん過ぎてしまいました。

次は、しっかり外出計画を立てて、胃ろう時間の調整や排泄の事も考えたいと思います。

夫は車に乗っているのが好きでしたが、どうだったでしょうか。
今回は無理をしないで、少しのドライブで良かったのかもしれません。
ずっと口に入れていたタオルは、びちょびちょになっていました。


「ただいまぁ」とユニットへ戻ると
「トイレ行きましょう!」とすぐトイレでした。

男性スタッフ二人で連れて行ってくれました。

唾液でシャツも濡らしたので、着替えもさせてくださっていました。


お部屋で待っていると、まぁ不機嫌な顔の夫が戻って来ました。
「なんて顔しているの。眉間にシワ寄せてぇ」
と言うと
「今、お通じが少しあったので、まだ残っているのかもしれません」
とのこと。

夫は、どうもトイレに座らせられるのが不満らしい。
「なんてことするんだよぉ」というように男性スタッフをガン見。
異動になって来たばかりのその男性スタッフを、ちょっと見下すような態度?
「やめてよ。ありがとうございます、でしょ?」
スタッフが笑いながら夫をベッドに寝かせてくださると、やっと夫も穏やかな顔になりました。

支えて立つのがやっとの夫を毎日トイレに連れて行き、便器に座らせてくださっていることに、とても感謝しています。
夫には、少し辛いリハビリになっているのかもしれません。

ベッドに寝かせてもらって安心したようです。

私も安心しました。



特養面会の帰りに、「障害福祉課」に寄りました。

「有料道路ETC障害者割引」の更新手続きのためです。

夫は、身体障害1種2級です。
そのため、本人の運転以外に介護者の運転で利用できる割引があります。

有料道路の料金が半額なります。

身体障害者手帳を取得した時「高速道路に乗るかもしれない」と手続きしました。
多くのクレジットカードを解約した中、奇跡的に、1枚のクレジットカードとETCカードが夫名義で残っていて無事手続きできました。

「2回目の誕生日まで」という有効期限があって2ヶ月前から更新手続きができる、と通知がきました。

必要な物、車検証、ETCカード、手帳、私の免許証等を持って窓口へ行き、申請書をいただき記入しました。

窓口で、確認して、手帳にスタンプを押してもらいました。

申請書にも役所のスタンプを押して貰い、封筒に入れて貰ったら、切手を貼って投函するだけです。

簡単でした!

でも、
簡単な手続きで良かったけれど、「使うかな?」と思ってしまいました。


夫を乗せて高速道路を走る時は半額になります。


精神障害でも割引にして欲しかったです。




525. 笑顔

夫の調子は、良さそうです。
笑顔が見られました💓
「笑顔」といっても、喜んでいる笑顔ではないかもしれません。
口を開けて顔をくしゃくしゃにして、泣きそうな顔です。

そう言えば、以前から怖くても嫌でも嬉しくても、この「笑顔」でした。

平常の顔でいられない時、崩れるのでしょう。

「ちょっと下へ行って来ま~す」
「はい、行ってらっしゃ~い」
と、その声に「へへへ~」という感じに笑いました。

ロビーで音楽療法の先生にお会いすると、じっと視線を向けていました。
「この間も反応が良さそうでしたよ」
と教えていただきました。
前回の音楽療法、私は友人とランチの約束で欠席でした。😅
「はい、なんか調子良さそうなんです。」
とお話すると、夫も笑っていました。

車椅子で外に出ると、通りの車の音に反応するのか、「匕匕匕匕」という感じに笑っていました。

横断歩道を渡ると公園です。
隣が図書館。
「図書カード、持ってきてないし」
と図書館の手前でうろうろしていると
「○○!」
と近寄って来られる方がいました。
何年ぶりかで、声をかけていただきました。
無視して通り過ぎることもできたでしょうに、ありがたいです。
以前同じ職場で働いていた方でした。

「夫です。」
と紹介して、目の前の特養に入った経緯をお話すると泣かれてしまいました。
「ご主人、幸せですね。」とも言われました。

夫は、じっと見ていましたが目を反らしました。
タオルは口に入れていました。

私達がお互いの近況報告や情報交換をしている間、つまらなそうにしていたようです。

公園を一周して特養に戻ると、施設長さんにお願いした「自動車税減免のための『一時帰宅証明』」ができていて相談員さんから渡されました。
すぐに書いていただけて良かったです。
有難いです。


少しの時間、外に出ただけなのに、私は蚊に刺されて「かゆい」とユニットに戻って騒ぐと、スタッフが「セロテープが効きますよ」と貼ってくれました。

確かに、痒みはなくなりました。
空気を遮断するからなのでしょう。
新発見でした。

夫の調子は良さそうですが、ユニットの誰よりも重度です。
首が硬くなって動きません。
目の動きも悪くなりました。
この症状は、PSPの特徴かとも思います。

ぎこちない笑顔も貴重です。

524. 夫 笑う

10月1日
台風一過。真夏のようなお天気。
夫の所へ行くのは、3日振り?

はてさて、反応は・・・

いつもより遅い時間、お昼の胃ろうが終わった頃に行ったからか、たまたまなのか、調子良さそうです。

「こんにちは~」とベッドの夫に声をかけると、笑ってくれました!
珍しいことです。

2日行かないと忘れてしまうのか、怒っているのか、「なんだよぉ」という顔になるのです。
酷い時は、視線がなかなか合いません。
少し時間が経つとやっとじ~っと見て私を認識するようです。
視線を合わせる時間でわかります。

この日は、すぐに「私」とわかったのか、しっかり視線を合わせて笑いました。
「こんにちは~」の声が大きかったのかもしれません。
大きな音に反応します。
どちらでも笑ってくれると嬉しい😃🎶

左手も動かして、ベッドの柵を握ろうとしました。

いつもより動きもいいようです。


ベッドから車椅子へ移乗。
ベッドの頭の部分を電動スイッチで持ち上げて、夫の肩に手を入れてグイっと体を起こします。同時に足を床に向けます。
少し座らせたいのですが、ひとりで座っていられません。
支えて少しの時間座ってもらいました。
「やだな~」という感じで夫は不満顔。
「早く車椅子に座らせて」というように、手が車椅子へ動きました。
なるべくしっかり立たせるようにして車椅子へ移乗しました。

口腔ケア。
先週は、5週目だったので土曜日の口腔ケアがありませんでした。
そのためか、口腔ケアをすると、口の中の汚れが酷く、小さな塊がいくつも出て来てびっくりしました。
夫は、タオルを口に入れて噛む「口唇傾向」があります。
タオルの繊維が歯につまっていました。
丁寧に口腔ケアをしました。

スタッフには他の話のついでに、「歯磨きはしていますか?」と聞いて見ました。
「朝晩2回しています。汚かったですか?」
と聞かれたので、状態をお話しました。
毎日磨いている形跡がないので聞いて見たかったのです。
誤嚥が心配なので毎日口腔ケアをしていただけるようお願いしました。


車椅子で散歩。
いつも、1階フロアーまで3階から降ります。
エレベーター前に「ロックしていますので近くの職員に声をかけてください」と貼り紙がありました。
元気だった頃の夫のように、帰りたがってエレベーターに乗ろうとする利用者さんがいるのでしょう。
でも平気!
適当に番号を入れたら開いてしまいました。
孫の保育園の入り口と同じやり方なので、暗証番号を入れてEをタッチすると解錠します。
あまりにも簡単な暗証番号にびっくりしてしまいました。
忙しいスタッフを呼ばなくても大丈夫です。


夫は、老健に入所していた時、1度ひとりでエレベーターに乗って下まで降りてしまったことがあります。
降りた所で見つかってしまったようです。

認知症対応のデイでは、エレベーター前で帰りたがって呼び出されました。

もう過去のことです。

特養でも入所したばかりで帰りたがる程お元気な方がいるのでしょう。
時々、貼り紙があります。

1階フロアーから外に出る時は、事務室に声をかけてドアを開けていただきます。
暑かったので、日陰を少し歩いただけで戻りました。

1階フロアーで寛いでいると、「こんにちは」と職員が何人か通りました。

「○○さん、こんにちは!」と夫に声をかけてくださる方もいました。

夫のユニットの元ユニットリーダーだった方が、「○○さん」と夫に声をかけると、じっと視線を合わせ「あ、わかったみたいです」と私が言うと夫は顔をゆがめて笑ったのです。😊😄😊🎶

その話を、夕方の胃ろうの看護師さんにすると「やっぱりわかっているのですね」と言っていました。
「今は、しっかり視線も合って調子良さそうです。お昼はこんなじゃなかったんですよ」といろいろお話してくださる男性看護師さんでした。

夕方の胃ろうは、看護師さんの勤務時間に合わせて17時くらいです。

「また来るね」と私も家へ帰りました。

523. 自動車税減免の更新手続き

10月になりました。
台風24号は、予報通りの強風と雨。

彩星の会も講演会中止の連絡が前日入りました。
雨も降っていなかったので、急遽行って来ました。

若年性認知症家族会「彩星の会」
この介護仲間に会うのは楽しみです。
電車が止まる前に早めに帰宅しました。



ブログの更新をしないまま、書かないまま10月になりました。

「自動車税減免の更新手続きについて」
という書類が届きました。
書いておきます。


精神障害者保健福祉手帳1級で自立支援医療受給証があると自動車税の減免が受けられますが、私は、申請の時期を逃し、夫が「身体障害者手帳」を取得した日に窓口で強く進められて、その足で減免手続きに行きました。

夫の場合「身体障害2級」疾病による体幹機能障害(座位又は起立位保持困難)で手続きをして、「自動車税減免」になっていました。

翌年度の減免を受けるためには、更新手続きが必要となります。

変更がなければ「自動車税減免更新申立書」を記入して郵送するだけでいいのですが、夫の住所変更があります。

✳納税義務者と障害者が別居となった場合は、減免を継続しる要件として2㎞以内に居住する親族である必要があります。

自宅から特養までは、だいたい2㎞ですが調べると2,2㎞になっています。

さらに、注意書きに
原則として、障害者が入院、入所した場合は減免にならない。と書いてあります。
けれども、入所先等から自動車で通院している場合等については問い合わせ確認するよう書いてありました。

どうしたものでしょう。

問い合わせ先に電話して相談してみました。

夫が入所しても、福祉車両ですので、夫の移動に使っています。
通院に使っています。
このまま減免継続をお願いできないか聞いて見ました。

「入所先から一時帰宅の証明書を書いてもらって、申立書に添付していただければ減免になります」

ということで、その用紙を自宅へ郵送してくださるそうです。

良かった!


証明書を書いて貰う、という面倒もありますが、これはたぶん大丈夫です。
特養と自宅は、すぐ近くなので通院の日にも自宅へ帰っています。


10月31日が期限です。
頑張って手続きします。