525. 笑顔

夫の調子は、良さそうです。
笑顔が見られました💓
「笑顔」といっても、喜んでいる笑顔ではないかもしれません。
口を開けて顔をくしゃくしゃにして、泣きそうな顔です。

そう言えば、以前から怖くても嫌でも嬉しくても、この「笑顔」でした。

平常の顔でいられない時、崩れるのでしょう。

「ちょっと下へ行って来ま~す」
「はい、行ってらっしゃ~い」
と、その声に「へへへ~」という感じに笑いました。

ロビーで音楽療法の先生にお会いすると、じっと視線を向けていました。
「この間も反応が良さそうでしたよ」
と教えていただきました。
前回の音楽療法、私は友人とランチの約束で欠席でした。😅
「はい、なんか調子良さそうなんです。」
とお話すると、夫も笑っていました。

車椅子で外に出ると、通りの車の音に反応するのか、「匕匕匕匕」という感じに笑っていました。

横断歩道を渡ると公園です。
隣が図書館。
「図書カード、持ってきてないし」
と図書館の手前でうろうろしていると
「○○!」
と近寄って来られる方がいました。
何年ぶりかで、声をかけていただきました。
無視して通り過ぎることもできたでしょうに、ありがたいです。
以前同じ職場で働いていた方でした。

「夫です。」
と紹介して、目の前の特養に入った経緯をお話すると泣かれてしまいました。
「ご主人、幸せですね。」とも言われました。

夫は、じっと見ていましたが目を反らしました。
タオルは口に入れていました。

私達がお互いの近況報告や情報交換をしている間、つまらなそうにしていたようです。

公園を一周して特養に戻ると、施設長さんにお願いした「自動車税減免のための『一時帰宅証明』」ができていて相談員さんから渡されました。
すぐに書いていただけて良かったです。
有難いです。


少しの時間、外に出ただけなのに、私は蚊に刺されて「かゆい」とユニットに戻って騒ぐと、スタッフが「セロテープが効きますよ」と貼ってくれました。

確かに、痒みはなくなりました。
空気を遮断するからなのでしょう。
新発見でした。

夫の調子は良さそうですが、ユニットの誰よりも重度です。
首が硬くなって動きません。
目の動きも悪くなりました。
この症状は、PSPの特徴かとも思います。

ぎこちない笑顔も貴重です。

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