342.車椅子の旅(2)

車椅子で二人旅は初めてです。
やればできる!
一番難しかったのは日程調整して行く決意でした。
娘の仕事のシフトの合い間に決行しました。
「行こう」と思わなければ実現しません。

「シフトは変わる事もある」
などという娘のことばにムッとしてプチ喧嘩勃発!
「予定があるならなんとかする」
というので、なんとしても行くことに決めました。

部屋が片付いていないとか、ひとりで世話ができるか心配とか、いろいろ考えると行かれません。
「行きます」と宣言して決行です。

前日の夜、夫の身の回りの必需品をまとめて、当日の朝になって自分の物を詰め込みました。

実家なので多少の忘れ物があっても大丈夫。

旅行の直前にバタバタと準備するのは、いつものことです。


出発して、高速道路の最初のP.Aに停車すると、もう達成感がありました。

夫は車に乗るのが大好きなので嬉しそうでした。

実家でも、とても居心地良さそうにしていました。
食べ物の好き嫌いもなくなって、何でも食べるので母も喜んでいました。
以前は「これは食べません」とはっきり言われたそうです。

2日目は、母のリクエストで少し遠いホームセンターへ買い物に行きました。
ガーデン用品等いろいろ見て買って・・・・・と
ここでも車椅子で移動ができました。
大きなスーパーホームセンターで、駐車場も便利でした。
車椅子のステッカー以外に自治体独自の大きめの駐車票を皆さん車に表示して駐車していました。
私は一般の駐車場に停めて、乗せる時だけちょうど空いていたので使わせて頂き助かりました。
車椅子の夫は私の姿が見えなくなると立ち上がろうとしたそうです。

お昼の時間を過ぎてしまったのでパンを買って帰ろうとパン屋さんに寄りました。
店内は飲み物と一緒にパンが食べられるように広いスペースがありました。
ちょっとおしゃれな静かな空間になっていました。
車椅子が入れるよう入り口に傾斜もありました。
ここでランチができました。
私がパンを選んで飲み物を注文している間に、先に席に着いた母のパンを夫は食べてしまいました。
お腹も空いていたのでしょう。
夫の好きなパンでした。
レストランとまでは行きませんが、こういう場なら食事ができることもわかりました。

実家は、お風呂場も広いのでシャワーも楽にできました。
私の姿が見えないと立って歩き出すなど、まだまだいろいろできることもわかりました。

3日目

東京方面は台風で豪雨。
テレビのニュースで多摩地区の様子を見ました。
新潟は静かな雨が少し降った程度でした。
疲れたのか夫は寝かせるといつまでも寝ていました。
起こそうとして床までずるずると腰を落としてしまい困りました。
「あいたた、痛い」と声を出しました。
新潟での言葉は、これだけでした。

上半身を起こす技は教えてもらってできるようになりましたが、床に座った状態から立ち上がらせることは難しい。
我が家でこうなると隣りの婿殿にSOSをして飛んできてもらっていました。
困りました。
柱を背にしてもらうとなんとか立ち上がらせることができました。

4日目
良いお天気です。
車で母の用事を済ませ、スーパーで朝採りの枝豆と甘海老などを買って出発です。
すぐに高速には入らずシーサイドラインを走って日本海を見ました。
画像
夫もお気に入りの場所です。
スペインのグルニエ公園のようなタイルのベンチも少し離れた茂みの向こうにあるのですが、もうそこまで歩く事はできません。

残念ながら段差が多くて車椅子での散歩は諦めました。
夫は車の中でした。画像
海の向こうに佐渡が見えました。
この景色が見られて良かったです。

次回は、このシーサイドラインをもう少し先までゆっくり走りたいと思いました。
古い漁港をゆっくり歩いてみたいとも思っています。

暗くなる前に家へ帰りたいので、ゆっくりできません。
次の休憩は高速道路のP.Aです。

数回通う中、夫に適したP.Aがわかりました。
大きなS.Aではなく小さな食堂の併設された程よい大きさのP.Aです。

「車椅子の席がありますよ。」
と店内の食券販売機を見ていたら声をかけていただけました。

元気な頃「おいしい物ください。」とレジで言って驚かせた、たぶん同じ店員さん。

外見が普通の頃は、周囲に理解してもらうのが一苦労でした。
「すみません。」と謝って歩いていました。

車椅子になると周囲は親切です。

ほとんど貸切状態の店内でラーメンを食べました。
こういう所ならまだ外食もできる、というのもわかりました。

身障者用トイレも手すりがあって使い安く清潔でした。

関越道は晴れていると真っ直ぐで楽なのですが、雪や雨、霧になると運転に自信がありません。

トンネルを抜けて群馬県に入る頃から急に雨が降り出し途中から雷も・・・・
豪雨になったので途中のS.Aで休憩にしました。
身障者用駐車場は屋根もありました。
駐車場は混雑していましたので、この時は助かりました。

局地的な豪雨だったらしく、黒い雲の下を高速で抜けると晴れ、また大雨。
少し抜けるともう雨はすっかり上がって晴れていました。

無事、家に到着して、車椅子の二人旅は終わりました。

愛犬が出迎えてくれました。

たくさんの荷物を降ろすと、すぐ夫の夕食です。
娘におかずをおねだりして届けてもらいました。

お土産の甘エビと枝豆は孫たちにも喜ばれました。




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この記事へのコメント

ノア
2016年08月27日 17:53
ららさん
凄いです!
ご主人と2人で車での旅、良かったですね😊
晴れ渡る日本海のお写真を見て、私まで気分が晴れやかになりました。
ご主人も、落ち着かれていて何よりですね。
最近、私は心配ばかりでしたが、希望が持てました。
素敵な旅の思い出のお裾分け、ありがとうございました(^^)


らら
2016年08月27日 18:51
ノアさん
ありがとうございます。
喜んでいただけて嬉しいです。
まだまだできることがたくさんあることを確認できた旅でした。
帰ってからは日常の雑事や孫の世話で疲れてなかなかブログが書けずにいます。
私も心配なことはたくさんありますよ。
でもなんとかなるようです。
考えすぎないで楽しく過ごしましょう。
2016年08月27日 22:26
長い時間の運転、
お疲れさまでした。

色々と考えると、行けない…
「行きます」と言う行動力が大事なんですね。
見習います。

やっぱりお土産は、甘エビと枝豆ですよね~
朝採りを買って帰れるのも、車だからこそですね。

読んでて、私も頑張るぞ~と思いました。
元気が出る旅のお話し、ありがとうございました。
2016年08月27日 22:47
やると決めたらやる。
そういう心境になる時、わかります。
私も房総半島一周だとか実家への高速道路二人旅など、そういう決意でした(^^)

お母様のパンを食べてしまっても、立派な『外食』。
段差があっても大きな海は見える。

良かったですね。
車椅子って便利だし、時には強い味方になってくれますね。
らら
2016年08月27日 23:25
シマウマさん
新潟の実家へは行きたかったので実現できて良かったです。
こんなに車の運転をするようになるとは思ってもいませんでした。
高速道路より、多摩地区の細い山道の方が運転技術が要るように思います。
どちらにしても自分でも良く運転できるようになったと思います。
やればできるみたいです。

新潟の枝豆は美味しいので朝採りを買いに行きました。
偶然、佐渡産の甘エビが並んでいたので持ち帰りました。
とても美味しかったので次はもっとたくさん買います。
枝豆は冷凍保存するつもりでしたが、すぐに食べてしまいました。
次は枝豆も、もっとたくさん持ち帰ります。
シマウマさんは美味しい枝豆を食べているのですね。
いいな~。
らら
2016年08月27日 23:34
Yさんは、大都会の中も運転するのですからスゴイですよね。
やると決めたらやるのですね。
都会の運転は、尻込みしてしまいます。

でも、車椅子で電車に乗るのは、やってみようかと思っています。
ancokujira
2016年08月28日 20:57
凄いですね。
よく行って来られましたね。

ご主人が食べられるうちは動けます。
ららさんが行動する勇気に感動です。

休みながら、無理をしない程度で、
いろいろな場所に行けるといいですね。
らら
2016年08月29日 14:33
ancokujiraさん
ありがとうございます。
「食べられるうちは動ける」
ほんとうに、そうですね。
「食べられるようになったら」
と思っていました。
旅行をするのが好きでしたので、がんばってまた連れて行きたいと思います。
昨日は、久しぶりに玄関の戸を開けてドライブを催促されました。
行きたいと思うと足も動くようです。
「無理をしない程度に」ドライブしました。

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