522.敬老祝賀会

9月15日(土)
特養で敬老祝賀会がありました。

夫は、まだ70歳。
敬老という年ではありませんが、いつもの音楽療法の先生のグループが演奏をしてくださるというので参加しました。

特養の大きなイベントのひとつらしく、紅白幕が張られ、立派な生花が飾られ、受付に芳名帳があって、式次第も張り出されていました。

時間前に行ったつもりでしたが、すでに会場に多くの利用者さんが集まって、入れないほどでした。

市長さん、福祉部長さんも見えて挨拶されました。

市長さんは夫と同年齢です。
市の難病手当てについて、直接お話を聞いていただいたこともあります。
残念ながら席が遠かったこともあり、ご挨拶するチャンスを逃してしまいました。
いつの間にか退席されていました。

楽しみにしていた演奏。
マリンバ、フルート、サックスの3人のグループの演奏です。

「赤とんぼ」など秋の歌、皆の知っている歌を演奏して一緒に歌ったり、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

席が遠かったので、「近くへ行って聴いていいですよ。」と声をかけていただき、図々しく会場からはみ出るように演奏していた背後まで、外から近寄って、特等席で聴かせていただきました。

夫も喜んで、泣きそうな笑い顔になりました。

会場から利用者さんが退場するまで演奏は続きましたので、夫と私はお部屋に戻らず、ずっと最後まで聴いていました。

「撤収」の声がかかる頃には、そのまま外へ車椅子で散歩に行きました。


そう、嬉しい事がありました。

スタッフの異動で他の階から夫のユニットに来られた男性スタッフが、以前夫がお世話になった老健に居たのだそうです。
夫が、精神病院から退院してすぐ3ヶ月お世話になった老健です。
まだ良く歩いていた頃です。
「たくさん召し上がっていました。」と大食いを覚えていただいていたようです。
「痩せられましたね。」とも。
ずっと見ていると、そんなに痩せたことは気にならないのですが、比べるとかなり痩せたと思います。

歩いていた頃の夫を知っているスタッフに会えて嬉しかったです。



夫は、車椅子から立ち上がりたいのか、足を前に出すのでズルズルと体が前へ伸びてしまって、数回直しました。
OTさんにお会いしたので、お話しておきました。
「これから涼しくなって、散歩やドライブにも行きたいので」と車椅子の調整をお願いしました。

夫は、特に不満もなさそう。
穏やかな顔です。

521.危ない!訴訟のハガキ?

びっくりしました。画像
ハガキの文がいかにも本物みたい。
びっくりして、慌てて電話しそうになりました。
「間違いです」と電話しようと思ってしまいました。

でも、すぐに「変だ!」と気がつきました。

訴訟通告がハガキで来るはずがありません。
役所からは、小さなお知らせも封書で届きます。

消印が板橋区というのも可笑しい。

近くの警察署に電話しました。

受付の女性が、慣れた感じで「最近問い合わせが多いです。情報ありがとうございます。」と丁寧に応えてくださいました。
「無視してください。」といわれ安心しました。

実際に電話をして被害に合う方もいるとか。
弁護士紹介の料金を請求されるとか。
電話しただけで、騙されやすい人のリストに載るとか。

なんと怖い!

これは詐欺です。
止めて欲しいです。

すぐに自治会長さんに情報提供しました。
ご高齢の方が被害に遭われないようにと思います。

520. 9月です

ブログの更新ができないまま、もう9月になりました。
大規模台風21号。北海道震度6強の地震。
被害のニュースに驚くばかりです。


夫は、特養で穏やかに生活しています。

ほんとうは私が忙しくて面会に行かれなくて寂しがっていたかもしれません。

母の事で新潟の実家へ行ったり、孫の夏休みに付き合ったりで、面会に行かれない日もありました。

久しぶりに行くと「なんだよー」と言うかのようにちょっと不満顔だったり「誰?何?」と知らない人のふりをしているようにも見えました。
ジーっと見て思い出そうとして認識に時間がかかるのか、もう認識できないか。
残念ながら表情も少なくなってしまいました。

それでも、9月に異動になった新しいユニットリーダーの方が挨拶をすると笑うような顔になったと聞き嬉しく思いました。

ユニットリーダーが変わったり、新しい入居者の男性が入ったり、入居なさっている方も様子が少し変わったり、と夫の特養のユニットでは、変化がないわけではありません。

夫には、特に大きな変化はありません。

夫のユニットは、元気な女性がほとんどです。
「元気」といっても夫に比べてですし、特養に入っているのですから「要介護3以上」だと思います。
多少の記憶障害はあっても会話の成立する方、食事が食べられる方が多く、夫は重度だと思います。

とろみ食をスタッフの介助で召し上がっている方。
嚥下が時々上手くできず、むせていました。
お部屋に吸引器があって「苦しかったら吸引しますから、言ってくださいね。」
と声をかけている所を見たことがあります。
いつも車椅子で自分で動く事ができない様子、ことばも出ない様子ですが
話しかけには、答えられるようです。

むせても、自分で口を開け食べる様子、優しく介護なさるスタッフ。
特養の日常なのでしょうが、特養だからできる介護に感心しています。

言葉が多く出て賑やかな方。
お元気そうに見えたのですが、短期の入院で退院後混乱てしまったようです。
退院直後は夜も眠れず、動いてしまったようです。
お部屋は、ベッドが除かれ部屋中にマットが敷かれていました。
ご家族とお話すると、病院で拘束されていたとの事。
マットの上で眠れるようになって、日増しに落ち着いて来た様子。
スタッフは根気良く対応なさっていました。

もう少しお元気な方。
「私は気難しいのです。」とご自分で話され、ほとんど自室にこもっています。
「お食事お持ちしました。」と職員がお部屋に食事を運んでいます。
スプーンか何か足りなかったのか、大きな声が聞こえたことがあります。
「はい、ごめんなさい。」とゆったり応えるスタッフ。
夫より後に入居なさった方で、不満を口にしています。


「いつもご苦労様ですね。」と笑顔で私に声をかけてくださる方。
普通にトイレも行くし、普通に歩いて食べて、どうして特養に居るのか不思議。
それなりの事情があるのでしょう。


短時間の観察?ではわかりませんが、介護の仕事は、ひとりひとりの人間と向き合う大変な仕事だと思います。



夫と車椅子で歩いていると、OTさんに会いました。
話をしていて、車椅子の不具合を思い出しました。

「背中のここが当たって赤くなるのです。」
と夫の背中を見せました。
重大な事でもないと思ったのですが「すみません」と直ぐに対応していただけたようです。

「気がついたことは仰ってください。」といわれました。
「ユニットにもお話します。」とその足で一緒にユニットのスタッフの所へ行きました。
お忙しいスタッフにお話するのは申し訳なく思ってしまいました。
「たまたまお会いしたのでお話したのです。これくらい見ていますよね。」
とスタッフの顔色を見てしまいました。

車椅子の調整はOTさんにお願いしました。

その後、夫の口腔ケアやマッサージ等をして、そろそろ排泄の時間かとふと見ると、珍しくズボンまで濡れていました。
車椅子で何度も体を動かしたからか?
珍しい。
床にも小さな水溜り?あらあら。
ズボンを引き出しから出して、スタッフに「すみませーん」と声をかけました。
女性スタッフでしたので「私もやります」といったのですが「もうひとりいますので大丈夫です。」と他の方のお世話をしていたスタッフに声をかけていました。
すぐにトイレへ連れて行って素早いです。
手出し無用でした。

「これも濡れたので洗いますね。」
と車椅子の滑り止めシートを洗濯室へ持って行きました。
有り難いです。