553. 抜歯

ぐらぐらしていた前歯を1本抜きました。


急だったので、びっくりしました。


インフルエンザ感染予防のため、特養では面会制限中です。
エレベーターホールまで、車椅子でスタッフが連れてきて面会できます。

11時頃面会に行くと、スタッフが
「1時に歯科医の先生が来ます。」
「抜歯するそうです。」
というので、ビックリです。

「え?何も聞いていません。」
というと、介護スタッフも驚いて
「看護師に確認します。」
とのこと。

私が、抜歯に立ち会うために面会に来たと思ったようです。

説明のために、すぐ来てくださった看護師さんも
「ご家族と連絡が取れていると思っていました。」と困っていました。

私と先生と直接話をして決めた事と解釈して、抜歯の準備をしていたそうです。
前日から血液サラサラ薬を中断していました。
もっとも、特に中断の必要もない薬なのだとか。
胃ろう交換の時も、当日朝服用しないだけです。

1時の胃ろうの時間も、抜歯に合わせて、後になっていました。

私の同意があっての事と、連絡も確認もしなかったそうです。


どうしてそうなったのか。


すぐには納得できませんでした。


もし、もしも、面会に行かなければ、私の知らないうちに歯を抜かれていたことになります。

私は、歯を抜いて欲しいとはお願いしていなかったのです。


歯科医の先生と、直接お話したのは、夫が発熱の頃でした。
先生からは、薬の中断に関して特養の内科医の先生の許可を得てから、その後連絡する、と聞いていたはずです。
抜くことを迷っていることもお話していました。
歯科衛生士さんも聞いていました。


「延期する事もできますよ」と説明に来た看護師さんは仰るのですが、ただビックリ‼して、「どうなっているの?」という疑問と「予定を一言知らせていただけなかったのか」という不満が残ってしまいました。


かといって「延期してください」とか
「抜かないでください」というほどの気持ちはありませんでした。


ただ、前回、私が抜くことを希望しているかのように伝えられたという誤解を避けるために、「歯科医と私が直接お話する」ということを確認して、歯科医の先生からの連絡をずっと待っていたのです。

納得してから、予定に入れたかっただけです。


「そうですよねぇ」
という話を看護師さんとお話したのですが、いつもの夫の担当の看護師さんではありませんでした。


早かれ遅かれ、いずれは抜けるか抜く事になる歯です。
ぐらぐらしています。

待っている間に、「抜く」という方向に気持ちも向いて来ました。


ただ、後になって思うと「この状況に納得できないので今回は断る」という勇気も必要だったかもしれません。


歯医者さんが来て、すぐ抜歯の準備を始めようとするので、「私は、今日の抜歯のお話聞いていなかったです。」というと

「じゃ、止める?」
と聞かれました。

「はい、今回は止めます」
と答えても良かった、その方が良かったかもしれません。
私は、「いえ、何も聞いていないのでびっくりしただけです。」と答えると、
「○○さん(特養の担当看護師さん)に何度も連絡してますけどね」と抜歯準備を始めました。



結果的には、ぐらついていた前歯は、簡単に抜けました。

歯科医の先生は、せっかちなのか、お忙しいのか、助手の方の到着までの数分が待てず、スタッフに補助についていただきました。

最初は、「口開いててくれるかな?」と呟かれたので、
「無理だと思います」と答えました。
助手の方の到着まで数分、もうすぐなのに、看護師さんの補助を断られ、スタッフにお役目が回ったようです。

いつもの若い女性スタッフなので夫も安心だったかもしれません。

私が手を握って、スタッフが口を開けさせて押さえて、先生が麻酔の注射をして、思ったより簡単に抜けました。

途中で助手の方も見えて、夫は、目で追っていました。
綺麗な女性なのです。


一瞬だけ、顔をしかめたようでした。


ぐらぐらしていたので、いつかは抜けたと思います。
自然に抜けた方が出血もないのですが、飲み込む危険性もあります。


結果的には、これで良かったと思います。
「良かった」と思うようにします。


翌日の口腔ケアの歯科衛生士さんにも、いきさつをお話しました。
出血の後の状態を見ていただきました。
小さな血の塊は、取ると出血するのでそのままにしておくのだそうです。


私は、知らずに当日は、何度もガーゼで拭き取ってしまいました。

口腔ケアの歯科衛生士さん、週1回丁寧に見ていただいています。
次からは、この歯科衛生士さんに間に入って伝えていただこうと思います。
特養の看護師さんとの関係もあって、遠慮なさったようです。


特養の担当看護師さんもベテランの良い方なのです。
「先生とのお話で納得しているものと思っていました」と言っていました。


歯は、抜けました!
変わりありません。

あ、少し変化あります。
次に書きます。

この記事へのコメント

Y
2019年02月20日 23:46
ちょっと切ないですが・・・。
結果は同じだとしても、一言確かめてほしかった、ですね。

慣れたスタッフさんについていて貰えたことは良かったですね。
さくら
2019年02月21日 20:54
夫が特養にいた間、私も色々なことを感じていました。
そしていつも切なくて・・・今でも涙が出ます。

色々な職員に話しかけてこちらの思いを伝えることは
とても大切なことだと思いますよ。

お大事になさってくださいね。
らら
2019年02月21日 21:02
Yさん、ありがとうございます。

ほんとに、どうしてそうなってしまうのか、疑問です。

それでも「良かった」と思いたいです。

若い女性スタッフ、夫は気に入っているみたいで、目の動きが違うんですよ!
らら
2019年02月21日 21:14
さくらさん、ありがとうございます。

切なくて涙が出る、なんて、
私には、そんな可愛らしい所はないかもしれません。

偶然、面会に行って納得してからの抜歯でしたが、何も連絡もなく翌日に抜歯を知ったら、自分の感情がどうなったか冷静でいる自信はないです。

さくらさんの仰るように、いろいろな職員に伝えることは大切ですね。
今、面会制限もありますし、職員の皆さんで気にかけて見ていただいているようです。

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