650.顎が外れた!

7月22日
特養の看護師さんから電話です。

特養からの電話は、いつも「何かあったのでは?」と構えてしまいます。
看護師さんから直接の電話は、必ず医療関係の報告ですので、「何かあった」に間違いない。

そして、いつも思うのは、看護師さんの落ち着いた話し方です。
慌てないのが看護師さんなのだ、とそのプロ意識に感心します。

できるだけ冷静に聞こうとする自分の冷静さは、あまり好きではありません。

「○○さん、今日顎が外れましてね。」
と、話し始めました。

すぐに、歯科医が来て、入れたけれど、気になるのか動かしてまたすぐ外れ、繰り返したそうです。


今は外れていないけれど、関節が緩んで外れやすくなっているので、押さえるバンド?(名称は??)を購入したい。
こちらで用意しても良いか?という相談でした。

私は、まず「顎が外れると何がいけないのか」と素朴な疑問を持ち、聞くと
「唾液をうまく呑み込めなくて誤嚥する可能性がある。」との答え。

口から食べることができなくなっても、唾液の誤嚥の心配がありました。

固定するバンドに関しては、お願いしました。

電話を切ってから、すぐにネットで情報収集しました。

「顎関節脱臼治療装具」「顎バンテージ」「あご固定バンド」・・・・
通販で買えそうなので、電話で伝えました。
でも、サイズのことなどもあって、選んでいただいてお願いすることにしました。


23日
面会時間に看護師さんからお話を伺いました。
(面会の時間なのに・・・・)

ユニットの担当看護師さんでした。
また、顎が外れてしまったそうです。
後から、もうひとり今日の責任者の看護師さんが見えました。

主に、ユニットの担当看護師さんがお話されました。

明日、園医と相談して、装具を決めるそうです。

以前からだったのではないか、というお話もあり、そういえば口を開けていた時があったように思います。

バンドをすることが良いかどうかも、肌も弱いので褥瘡の心配もあるので、わからない。
と仰られ、夫にとってどうすることが良いのか考えてくださっていることがわかりました。

「若ければ手術になるのかもしれませんが・・・」
と、あまり楽観できない状態の様子。

「もう、苦痛を与えたくありません。」と私が気持ちを話すと、
「そうですね。」とお二人共、安心したように頷いていました。


夫は、処置の時、嫌がって手で払いのけようとしたそうです。
「良かったね。嫌だって言えたのね。」と夫の方を向いて話しかけました。
面会時間です。

「遠くからお話してすみませんでした。」と看護師さんは、2m以上離れた所からのお話でした。

「いえ、そうしていただいた方が安心です。私も気を付けます。この面会も少し心配です。」
と、夫に触れながらお話すると、
なんと、
「こういうふうに面会しているなんて知らなかった」と仰ったのにはびっくりでした。

「でも、嬉しいです。感謝しています。」と笑顔でお礼をいいました。

面会時間が残り僅かでした。

夫の顔面のこめかみから耳の横付近をマッサージすると、開いていた口が動きました。
何かいいたそうに、舌を動かしました。
刺激で唾液が出たのか、むせるような咳き込みがありました。
「あー」と声というより音が出ました。
「痛いの?」と聞いても返事はないけれど、何かいいたそうに口が動くので
「うん、うん、そうなの」と聞いてあげました。


「すいません。時間です。」とケアマネさんが来られても、
夫の無言のおしゃべりは続いていました。

ただ、下顎が外れて、前へ出ている感じで、それを訴えているように見えてしまいました。
ケアマネさんに、良く診ていただけるようお願いしました。
爪も伸びていたので、たぶんスタッフはご存じかと思いながらも、切っていただくようお願いしました。

短い面会時間で、やっと夫が何か言いたそうにしているのがわかったのに残念でした。

週1回20分間の面会時間。

来週の予約をしました。

顎が外れても、痛くないのか、平気な顔なのが救いです。
平穏でありますように!



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