1月26日 葬儀

2021年、1月26日
一日葬
本来ならお通夜、葬儀となりますが、コロナのこの時期、遠くからの参列の負担を考え一日葬と決めていました。

事前に相談した時は、まだ緊急事態宣言前でしたので、会食も可能でしたが、緊急事態宣言が出て館内での飲食はできなくなってしまいました。

コロナウィルスの感染者数という数字が増える中、感染防止策で、葬儀の形式も変わらざるを得ないように思います。

ごく質素なお葬式にしたいと思っていましたが、会場が希望した小式場より大きな中式場となったため、少しランクを上げ、娘の希望の「花は緑で」と難しいリクエストにも答えていただき、夫らしい祭壇でした。

娘一家の大きな車に乗せて貰って、式場まで行くと、早い時間にもかかわらず、夫の兄夫婦、甥、甥夫婦、夫の従姉とそのご長男、従姉の長女、と親族が見えていて、びっくりでした。

予定の人数より多くお集まりいただくことがわかって、慌てて、娘に「人数数えて」と頼みました。
火葬の休憩室の用意の都合です。
お食事は出せませんが、飲み物の用意があると聞いていました。

式の前後、娘と作った「思い出のコーナー」を見ながら、久しぶりに会う夫の親族の方々ともお話でき、良かったです。

親族は、孫世代まで含め、約30人近くになっていました。

一般の方は、前頭側頭葉変性症つくしの会の会長えいさん、大先輩のMさん、ご近所の親しい方数名でした。

ご住職が見え、白木の位牌に希望通りの法名が書かれているのを見せていただき、お寺からお香をいただきました。
ご住職の控室で「本日はよろしくお願いいたします」とご挨拶をして、お布施、お車代、お膳料をお渡ししました。
本来なら、葬儀が終え、お礼参りにお寺に伺うべきですが、失礼させていただき、初七日の法要も行っていただくお礼のご挨拶も緊張しながら申し述べました。

喪主として、やることがたくさん。
開式前に、司会者がスピーチで夫を紹介したいので、と夫の事を短くお話しました。
娘が途中から加わり、コンサートや美術展に連れて行ってもらった話、スキーに夢中になって、毎週のように連れて行かれた話などしました。
そんな時もあったな~と思い出すことができました。
「穏やかな方だったのですね。」と聞かれると、娘は「穏やかではない。厳しいというより、こだわりが強かった。日曜日の朝、テレビの漫画を見せて貰えなかった。」と。。
私は、当時の娘の気持ちに全然気付かず、休日の朝は、私だけ寝坊をしていたのかもしれません。
ひょっとしたら、夫の病気は、ずっとずっと前からだったのかもしれません。
娘は、自分勝手で頑固とも思える父の行動に、傷つくこともあったのかもしれません。
夫や娘が繊細な心を持っていると知っていても、大雑把な私は深く考えることもなく、平然と暮らすだけでした。

司会者のスピーチは、良くまとめられていました。
仕事も趣味も真面目だったこと。
フルートは娘が引き継いでいること。等‥
綺麗にお話していただけました。

ご住職のお経 お焼香 お説教・・・
自然と涙が出ました。
隣に座っていた夫のお兄さんが、膝に置いた両方のこぶしを振るわせているのが見えました。

響き渡る良いお声のお経を聴いて、伴奏のように変わるころ、ご住職がお焼香のサインを送っていらっしゃって、係の方が気が付かないのか、でも、ここで案内もなくお焼香に立てない、と、数回サインを見送った頃、やっと後ろから「おひとりでお焼香を」と小声で案内されました。

故人に近い順からのお焼香。
静かに、進められ、皆さん深々と頭を下げられるので、失礼のないように、お焼香の様子を目に入れさせていただきました。

導師退場の後、扉が閉まり、そこで、葬儀社からのサプライズプレゼント!

ヴァイオリンの生演奏です。

事前に相談があって、リクエストもしてありました。
奏者の都合もあるので、サプライズにしてあるのだそうです。
通常はフルート演奏だそうです。

1曲目は娘のリクエスト「ジュピター(木星)」
次は私のリクエスト「いのちの記憶」です。
歌詞がとても良い曲ですが、歌詞を思い浮かべ、涙が溢れました。
https://youtu.be/Z7GrWfQq2_w

同時に弔電披露があって、前頭側頭葉変性症つくしの会の仲間からのメッセージが読み上げられ、有難く、涙、涙でした。


ヴァイオリンは、ずっと聴いていたい程でした。

もう1曲「愛の挨拶」もリクエストしました。
たった1度、夫のフルートに私が伴奏をした時の曲。
発病後の1度だけの思い出のデュオでした。

棺にお花を入れる時、BGMのように演奏していただき、ヴァイオリン独特の響きが心に残りました。

生演奏で見送られる葬儀、良かったです。

この葬儀社Kさんにお願いしてほんとうに良かったと思いました。

喪主の挨拶は、涙をこらえてお礼を言うのが精一杯でした。
もっと、いわなければいけない文言もあったはずですが、飛んで行ってしまいました。
感謝の気持ちだけは、言う事ができたと思います。
「ご親戚の方でも・・・」と葬儀社さんは言ってくださったのですが、挨拶は下手でも自分で言いたいと決めていました。


葬儀は、心の整理をつけるためにも必要な儀式だったように思います。

お蔭様で葬儀が無事終わりました。

10日も経って、思い出して書いていますが、なかなか思うように書けません。
忘れてしまったことも、書き忘れていること、書けないこともあります。

続きも、書こうと思います。



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この記事へのコメント

Y
2021年02月05日 21:14
コロナで冠婚葬祭が難しい時ですが、ご主人は心配りが蜜に詰まったご葬儀で皆さんに送られたように思えます。

娘さんの、お父さんへの思いは、胸にいっぱいあったのではないでしょうか。父と娘の絆ってありますよね。
うちの娘も息子もそれぞれに主人との思い出の形を持っているようです。
親の認知症は子供に言うに言えない重圧だったと思います。

リクエストやサプライズが盛り込まれた生演奏の音楽はご主人に届いたことでしょうね。
らら
2021年02月06日 11:49
Yさん
ありがとうございます。
コロナのこの時期でなかったら、と思うところもありますが、ひと昔前の派手なお葬式ではなく、皆さんからの心の届く良い葬儀が無事終わって、ご報告もできて、一安心しています。
生演奏と、そう、その時同時にシリウスさんからの心のこもったメッセージを聞いて、もう涙がどっと溢れました。
父と娘・・・テーマになりそう。
つくしの会でも子世代の方が仲間入りしたお陰で、子供の思いも聞かれるようになって、振り返って思うこともありますね。そうだったのか・・・と。